伊東制作所ブログ

ハッとしたものごとを書き残したい衝動


意識高い系じゃなくて「徳が高い系」発言トップ3

ネットスラングで、今や一般的にも定着しつつある「意識高い系」。
【参考】世に溢れる【意識高い系】がなかなか痛い – NAVER まとめ

で、仕事をしているとそういうのとは真逆の、地に足がついている、しいて言えば「徳が高い系」とでも言うべき方と出会うことがあります。

「徳が高い系」の方の発言や態度は、自己顕示や自意識が先だったものではなく、その経験や人柄がにじみ出たものであることが特徴ではないかと。
そして、彼らがぽつりとつぶやいた言葉は、その後の自分の仕事観に影響を与えてくれていたりもします。
・・・なんて語りだすとこっちが「意識高い系」になりそうですが、とにかく自分が言われてグッときたアツい一言を書きたくなったのです!
ではベスト3形式で行きます。

第3位「忙しいって言わないことにしたんです」(医療機関勤務 70代男性)

僕が会社員時代にお世話になった、医療業界で長年勤めてこられた方の発言です。
まったく偉ぶらない、見た目もまさにヨーダみたいなおじいちゃんといった感じで。

で、この方がたわいのない雑談の中でぽつりと
「私はある時期から忙しいって言わないことにしたんです。忙しさを口や態度にだしていると周りの人が遠慮や敬遠をするので、結局、面白い話を逃してたとわかったんですよ。
と漏らしました。

もう、こっちはしっこ漏らしましたよ。
たぶんその時の僕は、無自覚に忙しさを表に出しちゃってたんで。
 
たとえば自己啓発セミナーの講師がこの手の話をしても鼻白むだけですが、叩き上げのおじーちゃんが経験をもとにつぶやいた言葉だったので、スッと腹に落ちました。
それ以来このジェダイの教えを守って今に至ります。

第2位「お腹いっぱいになったら、午後の仕事が眠くなっちゃうから///」(広告代理店勤務 20代女性)

20代の頃、すごく聡明でかつマジメな仕事仲間がいまして。
その人はいつも昼ごはんの量が絶妙に少ない。
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飲み会とかでは普通に食べて飲んでる印象があるので、
「いつも昼ごはん少なめだよね」
と言ったところ
「お腹いっぱいになったら、午後の仕事が眠くなっちゃうから///」
と、さすがに自分でも生真面目な発言だと思ったのでしょう、少し照れながら答えたのでした。
でもそれがこれまでの彼女の手堅い仕事っぷりと繋がって、あーこの人はプロだなと僕は思いました。
当時の僕は平日14時になると激しい睡魔に襲われておりまして、バカなのでその理由を考えもしない、ていうか、社畜に唯一与えられる休息・ランチタイムに腹いっぱい食ってこそ漢、みたいに考えていたわけです。

プロならパフォーマンスに悪影響を及ぼすことはしない、という基本を教えてもらった気がします。

第1位「いや、むしろどんなのが来るか楽しみなんですわ」(ラジオ局勤務 50代男性)

自他ともに認めるコアな音楽愛好家であり、ラジオ局のライブラリ室にお勤めの方の発言。
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ライブラリ室というのは、世界中の音楽を集めて管理する部門ですので、膨大な過去音源だけでなく、クッソつまんねえ新曲も毎日大量に入ってくるはず。
そこで、つい僕は
「ヤンキー層に人気のXXXXXみたいなしんどい音楽も連日入ってきて、イライラしたり飽きたりする瞬間はありませんか?音楽が心底お好きなだけに。」
なんて聞いてしまいました。我ながら幼稚な質問です。

それに対して、その方は
「いや、むしろどんなのが来るか楽しみなんですわ」
と、サラリと答えられまして、2秒ほど静止したのち、僕はCDケースの角で頭をガツンと叩かれたような衝撃を受けました。

音楽への造詣が深いからこそ、音の楽しみ方や許容できる幅も広いのだと。
僕みたいに曲を聴く前から否定していたり(!?)、上っ面を聴いてカリカリ怒ったりしないのでしょう。
そして同時に、仕事へのポジティブさや、くだらん質問に対するオトナの余裕がにじみ出た発言でもあると感じて僕はシビれたのでした。
・・・自分が女だったらその晩はなんでも言うことを聞いていたと思います。

まとめ

こーやって3連発で書くと、僕自身がただの「感激屋さん」みたいな感じですが、たぶんそんなことはありません。
これらはどれも名言ではない普通の言葉ですが、それゆえに生身の声であり、僕にとって説得力があったということです。

また、結果として上記の皆さんは全員、社内で重責を担い、出世されているのもポイントかもしれません。
よく言われるように、やはり“最終的には人柄”ということなのでしょう。

自分もこういう人たちに少しでも近づきたいものだと日々ぼんやり考えています。
今日昼めしたくさん食べちゃったけど・・・

このエントリーを書いた人

伊東宏之(伊東制作所):Webディレクター兼サウンドクリエイターとして活動しています。


PROFILE

Hiroyuki Ito

ウェブディレクター/サウンドクリエイター。個人事業としての伊東制作所(当サイト)を経てシララ株式会社を設立。

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