伊東制作所ブログ

ハッとしたものごとを書き残したい衝動


【書評/レビュー】Q&A Diary : My 5 Years

以前、書評サイト(※)の運営に携わっており、「息をするように本を読んで書評を書く」という方々が身近な環境にいました。
※「本が好き!」という書評SNS。文字通り本が好き/ソーシャルメディアが好きな方はぜひ。

でもしかし、自分もそうですが含めて多くの人は本を「読む」止まりで、書評を「書く」こととの間には深い河が横たわっていると思います。
本のメッセージを自分なりに消化して文字に落とし込むまで昇華させるのって、慣れない人間にはけっこう大変ですよね。
これがスマートに出来る人はホントに尊敬します。

が、今回の本はものすごく「書評」を書きやすい!上記プロセスが不要だからです。
『Q&A Diary : My 5 Years』海と月社 ▼
Q&A Diary

中身はこれ!ドジャーーン!
Q&A Diary 

スッカスカ・・・というわけではなく、これは自分で埋めていく、いわば日記帳なのです。
それも5年分の。1ページには同月同日分の記入欄が5つあります。
で、特徴的なのが毎ページに書いてある問いかけ。これに答える形で本を埋めていくのです。
たとえばこんなの↓
Q&A Diary : My 5 Years質問例

キズつくので字が汚い件は触れないでください。
友達との他愛ない会話でもこういう質問(宝くじ当たったら何に使う?とか)って出てくると思うんですが、それと同じで答えをいろいろ頭の中で巡らせる楽しみがあります。

自分はこれまで、日記に幾度かトライしては2日と続かない人生を送ってきました。
しかし、この本を貰った(版元の海と月社さんありがとうございます)のが5月22日で、6月6日現在、特に負担を感じず毎日書けています。
理由は、やはり本とのキャッチボール/問いかけがあるからではないかと。
普通の日記だと「今日はあんなことやこんなことがあって、あっ、この件は日記に書かなくて良いかな…」などとゼロから考える必要がありますよね。
身も蓋もないですが、これを毎日やるのがちょっとめんどくさい。当然自分が知ってることばかりだから眠くなっちゃうんです。書くのも夜だし。
この本は前述のように聞かれたことに一言返すだけで作業は楽だし、昼に書いてもいい。
しかも、けっこうウィットに富んでいるというか、たまに「シュールすぎるだろ!」っていう問いかけもあって飽きにくいのもポイント。

「お、おう…まあな」としか答えようがない問い▼
冷たいシャワー Q&A Diary : My 5 Years

僕のような引きこもり気味の「ぼっち」がハッとしてしまう問い▼
ぼっちには辛い問い Q&A Diary : My 5 Years

で、これに答え続けていくと、来年の同月同日には「去年こんなふうに答えてたんだ(赤面///)」みたいな面白味が出てくるはず。
しかも、いつ始めてもいいんですよね。年始とかキリの良い日でなくても、入手したその日からスタートできます。

サイズ的には、まあ、ギリギリ持ち運べるサイズ、ていうか持ち運ばなくていいんじゃないかな、という感じです。
作りも本格的な革張りの日記帳と比べるとさすがに華奢に見えるので、据え置くのがベストかもしれません。
文庫本よりちょっぴり外周が大きいくらいのサイズ▼
さよならどんべえとの比較 Q&A Diary : My 5 Years

厚みはけっこうある。コンパクト辞書くらい?▼
厚み Q&A Diary : My 5 Years

今年もほぼ半分終わっちゃったわけですが、いつから書いてもいい形式なので、年始に酒を飲みすぎて日記をはじめるタイミングを逸したり、僕のようにまったく長続きしなかった人もこれならたぶん大丈夫。
周りの人にもおすすめしたい1冊だと、最近ぼんやり考えています。


PROFILE

Hiroyuki Ito

ウェブディレクター/サウンドクリエイター。個人事業としての伊東制作所(当サイト)を経てシララ株式会社を設立。

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