ウェブでイベントを告知・集客する際に役立つサイトやチェックしたいこと
イベントを開催する時にまずクリアしないと話にならないのが、集客数。
これに失敗すると主催者はまさに地獄、お客の側としても閑散としたフロアにたたずむあの居心地の悪さといったら、かまゆでの刑に処されているような気になります・・・
そんな悲劇を回避すべく、ウェブでイベント告知や集客をする時に役立つサイトやチェックしたい点をまとめてみました。
「こくちーず」などイベント告知に特化した無料サイトを活用
まずは小さなことからコツコツと。人目に触れる機会をちょっとでも増やすために、以下のようなイベント情報専門サイトにもれなく投稿しておきたいです。
・こくちーず
告知ページだけではなく申し込みフォームの設置や参加者の集計も可能。約40,000団体がすでに利用しているとのこと。
・ことさが
ほぼオールジャンルに対応しており、地域ごとに探しやすい構成。
・イベントナビ
上記「ことさが」と同様、こちらも投稿しておいて損はなさそう。
・イベントバンク
イベントの内容を各メディアに無料で配信してくれるそうです。
・ATND(アテンド)
参加者によるコメントの投稿などソーシャルメディアとの連携よし。
・イベントバズール
後発だけによく練られています。集客だけはなく「企画」「準備」「集客」を情報の軸にしているそう。オールジャンル対応。
※2015年6月25日追加
Peatixなどチケット決済までできるウェブサービスを利用
チケットの清算もウェブで済ませておけば、“とりっぱぐれ”がありませんし、来場予定者の出席率もグンと上がるでしょう。ただし、これについては複数のサービスに登録すると来場予定者や座席の管理などがぐじゃぐじゃになるのでどれか1つに絞った方が良さそう。
・Peatix
こちらも多機能。募金でも使っている事例があるそうです。
・ストリートアカデミー
その名の通り、お勉強系イベントに強い。
・doorkeeper
どちらかというとウェブ制作・技術者向けのイベントが豊富。
・Zusaar
会場探しまでサポートしてくれる充実っぷり。観客側目線の「イベントをたのむ」という機能があるのも面白い。
・everevo
今っぽい多機能さ&デザイン。SNSとしての要素が強い。
メディアにプレスリリースを送ってみる
そのジャンルに強いメディア(ウェブサイトや新聞・雑誌)にプレスリリースを送ってみるのもアリだと思います。
もちろんメディア側が紹介したいと思うようなイベントでないと、リリースを送りつけても誰も幸せになりませんので、そこは十分に気をつけたいところ。
例えば音楽系のイベントをする場合、ナタリーなどは下記のようにプレスリリースの受付窓口を設けています。
・シンラ お問い合わせフォーム ※プレスリリース送付専用のメルアドあり
Facebookのイベント機能を使う
今や個人がウェブでイベント告知するには最も手軽でポピュラーなのが、Facebook上でイベントを作成&招待する手法ですよね。
ただし、いくつか注意すべき点が・・・
★イベントページにカバー画像を設定する
諸説ありますが「人は自分に必要なウェブページかどうかを3秒以内(場合によっては1秒以内!)に判断する」と言われるほどシビア。したがって文字を読む前に目に飛び込んでくる画像は非常に重要。ターゲットに響くビジュアルで訴求したいですね。
★招待する人を選ぶ
あまりに自分に関係ないイベントに招待されると、イラっとする人もいるはず。
たとえば福岡のアマチュアバンドのライブに、その方面に関わりのない北海道のおじさんを招待するとか、誘われた方は「!?」という感じじゃないでしょうか。
主催者は「選ぶのめんどくせーし、ダメもとでフレンド全員誘ってみるか」と軽い気持ちだとしても、相手を不快にさせては逆効果ですので、気配りしておいて損はないかと。
せめてイベントページの説明文に「私XXXのFacebook友だち全員を招待させていただきました。ご興味のない方もおられるかもしれず、申し訳ありません。」的な断りがあればいいかもしれませんね。
Twitterでちょっと工夫する
Twitterは、フォロワー数にもよりますが、我々のような一般人がフツーに宣伝ツイートするだけだと効果はまず期待できませんよね。
そこで・・・
★せめてハッシュタグをつけてみる
イベントと関連性が高くて、できるだけ人気があるハッシュタグをつけてツイートするというもの。ハッシュタグ検索により、閲覧してもらえる可能性が少しだけアップするからです。ハッシュタグは下記のようなサイトで探すと便利です。
http://hashtagsjp.appspot.com/
★影響力のある人にメンションを送ってみる
けっこう微妙な手段ですが、興味を持ってくれそうなイベントであれば、迷惑や失礼にならないように細心の注意を払いつつ、その分野で影響力のある人にメンションを送ってみるというのもあります。
良いと思えばリツートしてくれるかも!?
最後に:共通するポイント
★タイトルを工夫する
告知サイト内外の検索にヒットしたりクリックしてもらえる可能性が高まるので、イベント名そのまんまをタイトルに設定するのではなく、ひと手間かけたいです。
<例>
× せんべろイベント2014
○ せんべろイベント2014-格安ワイン飲み比べ・ゲストはソムリエ◇△氏!
★基本情報をもれなく掲載&がっつり校正
イベントの主旨、つまり
・誰が
・何をやって
・来場者にどんなメリットがあるイベントなのか
・日時
・所要時間(記載を忘れがち)
・場所
・費用
・支払方法
・問い合わせ先
は必須で、これらにヌケモレやミスがあると台無しですので、入念に校正する必要があります。
公式サイトがある場合はURLも忘れずに。
これらは集客の第一歩にすぎないと思いますが、やれることは全部やってイベントを成功させたいですね。
このエントリーを書いた人
伊東宏之(シララ株式会社):Webディレクター。ウェブをつかった集客についてわいわい考えることが好きです。