- 2015/07/07公開 (最終更新日:2017/09/12)
- カテゴリ:ライフハック,レビュー,物欲をおさえられなかった。後悔はしていない。
熱暴走対策!ノートPCの外付け冷却クーラーの効果を検証
心配なほどノートPCがアッツアツになる夏。ノートPCの下に置くだけというタイプの、外付けの冷却ファン・クーラーを試してみました。
ネットショップを物色した結果、Amazonで1500円程度だった「ノートパソコン用5ファン クーラー切替スイッチ付 冷却台 15.4インチワイド対応」なるものを購入。
↑かなり中華風味な箱がとどく。「筆記本散熱器」すなわち「ノートブック放熱マシン」ってことですね。
↑本体オモテ面。この上にノートPCを置くだけです。ファンは大1、小4の計5つ。
手に持った印象はもろにプラスチックの台で、大きさのわりに軽いです(640gと記載がありました)。
↑この猫の耳のようにとび出たストッパー部分にノートPCを添えるかたちになります。後述するように傾斜がついているので、これがないとズリ落ちるのでしょう。
↑本体の裏面。めん棒が届くぐらいのスキマがあるので、掃除しやすそうです。
いよいよ設置
↑最初にCrystalDiskInfoというソフトで、私のノートPC本体内部の温度を測定。
本日の室温は26度程度と涼しく、このノートPCはSSDに換装してあるのですが、ご覧のように40度とそこそこ高温になっています。もし人間だったら寝込んでますね。
これがどのぐらい下がるか、見ものです。
↑USB端子が2つあるのでこのどちらかをPCと繋ぐとすぐにファンが回ります。
なお、空いた方がUSBハブになるかと思い、USBメモリを繋いでみましたが、PC本体から「デンデ!」といういつものUSB接続音が聞こえるものの、うまく認識されませんでした。
オマケ程度に考えた方がよさそう。
USB端子の隣にも赤いボタンが2つありますが、これはファンのスイッチです。ファン5つ全部か、小さいファンだけオンオフするか、という違いでした。小さいファンをオフにすると、耳を近づけないと聞こえないくらいにファン音が減少します。
↑ノートPC側。接続するとクーラーの青色LEDが光ります。
↑ノートPC13.3インチを載せた状態。15.4インチワイドまでいけるそうなので左右に余裕はあります。
↑真横から見た図。放熱効果を狙ってか傾斜がついており、底面に空間ができています。
そのためノートPC全体が4~5㎝ほど底上げされ、奥が高く手前が低いという傾斜が。
私はイスの高さを調整してなじめましたが、違和感を覚える人もいるかもしれません。
結果はいかに
↑設置後、そのままテキトーにPCをいつも通り触って5~6分経過した数値。この通り、5度も下がって35度となっていました。
手でPCの表面や、ふだんはアツアツの底面を触ってみてもあきらかに温度が下がっているのがわかりました。
USBで給電すること自体が発熱の元で、それを力ずくで下げるということにかすかな疑念がありましたが、差し引きで冷却効果が十分あるとわかりました。
メリット・デメリット
メリットはやはり、適切な温度に保つことでPCの熱暴走を防いだり寿命を延ばすことが期待できることでしょう。ひざにおいてノートPCを触る時も、このクーラーごと置けばぜんぜん熱くありません。
また、そよかぜがかすかに流れてきて、手汗をかきやすい季節にも手がちょっと涼しくなるというオマケもありました。
ファンの音については、個人的には不快なものではなく気にならない程度。ファンを5つ全部回してもガーガー鳴ったりしません。
デメリットは、前述のような「傾斜」になじめるかどうかと、持ち運びの2点かと。軽いとはいえノートPCとほぼ同サイズで給電も必要(=ノートPCのバッテリーを消費する)ですからね・・・
そんなデメリットもありつつ、総合的には「買い」だと思いました。値段も安くてこんなに冷却効果があるとわかったので、もっと早く買えばよかったというのが正直なところです。