伊東制作所ブログ

ハッとしたものごとを書き残したい衝動


山下達郎が語る仕事論がスゴい

ソーシャルメディア経由で回ってきた2011年の山下達郎さんのインタビュー記事を読みましたところ、新年にふさわしい、身が引き締まるような金言に溢れていました。

全編すばらしいので一部だけ抜き出しても意味がないくらいですが、それでも以下に抜粋。
色濃くにじみ出るポップス職人/仕事人としての真摯な姿が胸に刺さります。

<引用>
夫婦でCMに出ないかと誘われたことがあります。2日間の拘束で相当なギャラでした。でもそんなことをしたら、自分の曲が書けなくなります。曲を書くのは大げさに言えば命を削る作業なので、できなくて苦しんでる時に頭に浮かぶでしょう、またCMに出ようかなって(笑)。

なんですか、このストイックさは。とにかくお金とか名誉じゃない次元でお仕事をされているのが明白。

<引用>
僕は「夢はかなわない確率のほうがずっと高い」と思う人間です。ですから、懸命に努力し、その結果夢がかなわなかった時にはどうするのか、それをも想定して仕事をするべきではないか。

シビアな目線。こういう冷徹さと危機感を持っているからこそ、あそこまで昇り詰められたのかもしれません(ご本人は昇り詰めたなんて思っていなさそうですが)。

<引用>
新人バンドなどがよく説得される言葉が「今だけ、ちょっと妥協しろよ」「売れたら好きなことができるから」。でもそれはうそです。自分の信じることを貫いてブレークスルーしなかったら、そこから先も絶対にやりたいことはできない。

この言葉の意味、大人になって少しだけ僕もわかるようになりました。

<引用>
僕はアーティストという言葉が好きではありません。知識人とか文化人といった、上から目線の「私は君たちとは違う」と言わんばかりの呼称も全く受け入れられない。名が知られていることに何の意味があるのでしょうか。市井の黙々と真面目に働いている人間が一番偉い。

・・・しびれますよ。そういえば「この人、芸術家じゃないよね?」という人もかんたんにアーティスト(発音的にはア↑ーティスト)と呼ばれるようになって久しいですが、ちょっと違和感あったりしますよね。
さすがはアルバムタイトルに『ARTISAN』(アルチザン=職人)と名付けるだけあります。
というわけで新年早々、刺激を戴きました。
[インタビュー元記事 ※朝日新聞の求人サイト]
山下達郎が語る仕事-1
http://www.asakyu.com/column/?id=1028
山下達郎が語る仕事-2
http://www.asakyu.com/column/?id=1031
山下達郎が語る仕事-3
http://www.asakyu.com/column/?id=1034
山下達郎が語る仕事-4
http://www.asakyu.com/column/?id=1037


PROFILE

Hiroyuki Ito

ウェブディレクター/サウンドクリエイター。個人事業としての伊東制作所(当サイト)を経てシララ株式会社を設立。

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