YOGA TABLETをサブディスプレイ化してみたら最強だった【追記有】
PCで作業する時にモニタを2つ、つまりデュアルモニタ(デュアルディスプレイ)化すると作業効率がぐんと上がりますよね。
特にノートPCのように元の作業領域が狭い場合は、効果テキメン。
どのくらい上がるかというと・・・
だそうです。※Dellのウェブサイトから拝借。原本はこちらのPDFファイル
もうこれは速攻でデュアル化するしかねえ!と思える情報ですね。
というわけで、本来なら21インチぐらいのディスプレイを追加したいのですが、作業スペースや持ち運びも考えて10インチのサブディスプレイを物色していました。
しかし、同価格帯のAndroidタブレットを買ってそれをサブディスプレイ化できれば最高だということに気がつきました。どっちにも使えるわけだから。
サブディスプレイ化できるアプリは「iDisplay」で
調べたところこの手のアプリは数種類あるようで、その中でも
・USBでもwifiでも繋げる
・Win/Mac両対応でAndroid版、iOS版がある
・ドイツ製でサポートがまともという噂(実際に質問メールをしたらすぐ返信が来ました)
ということでiDisplayというアプリにしました。
★iPad版もあり。
タブレットはYOGA TABLETで
タブレットについては
・ノートPCの横に置きたいので、スタンド内蔵など自分で立つことができる
・メモリやCPUなどが普通に使えるスペック
・高くても2万円代
・ノーブランドの中華パッドは爆発しそうだからやめとこう
という点をふまえてLenovo Yoga Tablet 8にしました。Lenovoも中国メーカーですが。
Simejiとか迷惑なアプリがプリインストールされているので、それはもちろん削除。
いざ接続!・・・が、行き詰まる orz
※以下の情報を参考に設定や購入をされる場合は、あくまで自己責任でお願いしますね
PC/タブレット双方にアプリをインストールして、USB接続すりゃOKなんでしょ?って思っていたが甘かった。
こんな画面が出てきて繋がらず▼
調べてみたら、
1、タブレットの方を開発者モードにして「USBデバッグ」をONにする
2、PC側にタブレットの専用ドライバを入れる
という必要があるらしい。ハードル高え。
1のほうは開発者モードに入り「設定」のここをON▼
2のほうが曲者で、
GoogleのUSBドライバダウンロードページにはなんとか辿り着いたものの肝心のYoga Tabletのドライバがない!
万事休すかと思いきや、Githubで公開されていたので拝借。
⇒TeamYogaBlade/android_device_lenovo_b8000
めでたく接続 なんだこれ超便利!
というわけで、無事にサブディスプレイ化成功。
若干のもっさり具合はあるものの、静止している参考資料をサブディスプレイ側で見ながらメインモニタで入力作業、とかやっぱりフツーに便利になりました。
通常の拡張ディスプレイ機能と同様、レイアウトもPC側アプリでこんな風に自由に変えれます。▼
タブレット側を指二本で同時タップすると解像度の変更もできました。
さらに、タブレットならではの
・wifi経由でも接続ができる
・拡大縮小(ピンチイン/アウト)が出来る
・電源の配線でごちゃごちゃしない
といった普通のサブディスプレイよりも自由度が高い点もよいです。
余談ですが、このyoga tablet 8は自立式(折り畳みスタンド内蔵)なので、あえてPCと繋がずにAndroidのアプリ、たとえばGmailとかを常時起動しつつ横に置いておくなど、疑似的なサブディスプレイという使い方にも適しています。
タブレット側でメッセージの受信を察知してPC側で返信、みたいな。
というわけで、今年の買い物満足度上位に入りそうな製品でした。
2014年10月28日追記:なんと、iDisplay MiniというiPhone用の廉価版(?)アプリも出ていました。本日の時点で100円。
画面が小さいので用途の割り切りが必要そうですが、例えば動画プレーヤーのコントローラー部分だけiPhone側で表示させるとか、けっこう使い道はありそうですね。
2015年7月7日追記:このノートPCに熱暴走対策で外付け冷却クーラーもつけました。
→夏の熱暴走対策!ノートPCの外付け冷却クーラー、どのくらい効果がある?
このエントリーを書いた人
伊東宏之(伊東制作所):Webディレクター兼サウンドクリエイターとして活動しています。